家の中に小さい虫がいる!見た目と場所でわかる正体と、発生源の断ち方

家の中に小さい虫がいる!見た目と場所でわかる正体と、発生源の断ち方

家の中で、見たことのない小さい虫を見つけた。黒い粒のような虫、ほこりのように小さい虫、銀色に光る虫。名前がわからないと、害があるのか、放っておいていいのかも判断できません。この記事では、見た目と見つけた場所から、家の中の小さい虫の正体を絞り込む方法をまとめました。

正体がわかると、対処はほとんどの場合「発生源を断つ」ことに尽きます。殺虫剤をまく前に、まず正体と発生源を確かめてください。

目次

見た目から正体を絞る

自治体の資料をもとに、家の中で見かけることの多い小さい虫を、見た目で分けました。

見た目考えられる虫特徴(出典)
1mmほど。灰褐色〜暗褐色で羽がない。ほこりのように見えるチャタテムシ体長1〜1.3mm。カビを餌にし、湿気のこもる部屋で大発生することがある(千葉市)
3mmほど。丸っこい甲虫シバンムシ体長3mm、楕円形の甲虫。乾燥した植物質を好み、乾燥食品や畳を食べる(板橋区)
3mmほど。濃い褐色の短い毛におおわれた丸い虫。窓辺で見つかるヒメマルカツオブシムシ体長3mm前後(板橋区)。成虫は4〜5月に出て、窓際など明るい場所で見つかることが多い。幼虫が毛織物や乾物を食べる(札幌市)
アリに似た飴色の虫。1.5〜3mmシバンムシアリガタバチアリに似たハチの仲間。メスは人を刺すことがある(板橋区)
銀色に光り、うろこにおおわれた虫シミ暗く湿っぽい場所にひそみ、夜に活動する。本や壁紙ののり、衣類を食べる(札幌市)
小さく飛ぶ。体が毛におおわれ、ひらひら飛ぶチョウバエ体長1〜5mm、灰黒色(板橋区)。下水や排水口のヘドロから発生
小さく飛ぶ。目が赤いショウジョウバエ腐った果物やごみ置き場から発生(札幌市)
血のように赤い小さい虫。外壁やベランダに大量にいるタカラダニ6〜7月ごろ、外壁やコンクリート部分に多数発生。吸血はしない(札幌市)
足がたくさんあるゲジ・ヤスデ咬んだり刺したりはしない(札幌市)
アリアリ類お菓子や甘い飲み物を好む。腐った木材に巣を作ることもある(札幌市)

※大きさは自治体の資料に書かれているものだけを載せています。

見つけた場所から正体を絞る

板橋区の「すまいの虫図鑑」では、虫が出てくる場所(発生源)ごとに、出やすい虫をまとめています。

見つけた場所出やすい虫
台所まわりシバンムシ、シバンムシアリガタバチ、ヒメマルカツオブシムシ、ノシメマダラメイガ(小さい蛾)など
居間・寝室・タンスの中ヒメマルカツオブシムシ、シバンムシ、チリダニ、トコジラミなど
洗面所・風呂場チョウバエ
木造の建物の木材部分シロアリ

※板橋区「すまいの虫図鑑」の発生源別の分類をもとに作成

このほか、押入れや畳の下、食器棚の裏など暗くて湿っぽい場所ではシミ(札幌市)、湿気のこもる部屋ではチャタテムシ(千葉市)が出やすくなります。

害があるかどうかで、対処の急ぎ方が変わる

害の大きさ虫考え方
人への直接の害はないゲジ・ヤスデ、チャタテムシ、タカラダニ見た目が不快なだけ。発生源を減らせば落ち着く
食品や衣類、本を傷めるシバンムシ、カツオブシムシ、シミ食べられているものを探して処分し、密閉して保管する
人を刺すことがあるシバンムシアリガタバチ、ツメダニ、トコジラミ早めに発生源を断つ。刺される被害が続くなら業者に相談

刺す虫は「別の虫」から増えていることがある

人を刺す虫の中には、別の虫をきっかけに増えるものがあります。

  • シバンムシアリガタバチ:乾燥食品を食べるシバンムシの幼虫に寄生して増える(板橋区)
  • ツメダニ:室内のチリダニやチャタテムシなどの体液をエサにし、人を刺すことがある(札幌市・千葉市)

刺された跡があるのに虫が見えないときは、まず台所の乾物や、湿気のこもった部屋を確認してください。シバンムシやチャタテムシを減らすことが、刺す虫を減らす近道です。

どの虫にも共通する対策

  • 食品は密閉する:開けた乾物や粉もの、お菓子は密閉容器に入れる。食べられた食品は処分する(板橋区・千葉市)
  • 湿気を下げる:換気や除湿器で湿度を下げる。チャタテムシは相対湿度60%以下で発育や繁殖が止まるという報告がある(千葉市)
  • こまめに掃除機をかける:床のほこりや食べこぼしを取り除く(千葉市・板橋区)
  • 排水口を掃除する:チョウバエは排水口やパイプのヘドロから発生する。長く使っていない排水口は、水を流して封水を戻す(板橋区)
  • 網戸を目の細かいものにする:外から入るコバエを防ぐ(札幌市)

種類ごとのくわしい記事

業者に相談したほうがいいケース

  • 刺される被害が続いていて、原因の虫が見つからない
  • 掃除や湿気対策をしても、同じ虫が大量に出続ける
  • 羽アリが家の中から大量に出てきた(シロアリの羽アリの可能性がある)
  • トコジラミのように、自分で駆除しにくい虫だとわかった

羽アリについては、シロアリかどうかを先に確かめてください。くわしくは「シロアリ駆除の費用相場」でも、シロアリの被害と業者の選び方を解説しています。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家の中に出る害虫の調査と駆除、引っ越し前の予防施工に対応しています。くわしくは「害虫駆除」「入居前の害虫駆除」をご覧ください。

よくある質問

Q. 小さい虫がいるのは、家が不潔だからですか?

そうとは限りません。シバンムシは乾物、チャタテムシは湿気とカビ、カツオブシムシの成虫は外の花から入ってきます。きれいにしている家でも出ることがあります。発生源を見つけて断つことが大切です。

Q. 殺虫剤をまけば解決しますか?

発生源が残っていると、また出てきます。食べられている食品を処分する、湿気を下げる、排水口を掃除するといった発生源の対策を先に行ってください。

まとめ|見た目と場所で正体を絞り、発生源を断つ

家の中の小さい虫は、見た目と見つけた場所でおおよその正体がわかります。多くは人に直接の害はありませんが、シバンムシアリガタバチやツメダニのように刺すものもいます。食品の密閉、湿気対策、掃除、排水口の手入れで発生源を断ち、刺される被害が続くときは業者に相談してください。

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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