夜、窓に小さなトカゲのような生きものが張りついている。家の中に入ってきて、どこかに隠れてしまった。その正体は、おそらくヤモリ(ニホンヤモリ)です。この記事では、ヤモリが家にいる理由と、害があるかどうか、家の中に入ってきたときの外への出し方をまとめました。
目次
ヤモリは人に害を加えない
環境省(皇居外苑管理事務所)の紹介によると、ニホンヤモリは無毒で臆病な性格で、人に危害を加えないとされています。
昔から人家の近くで暮らし、家に害をもたらす虫を食べてくれるため、「家守(やもり)」とも書き、縁起のいい生きものとして扱われてきたと紹介されています。
なぜ家に来るのか
環境省の紹介では、ヤモリについて次のように説明しています。
- 本州・四国・九州とまわりの島々にすみ、森よりも人の生活圏の近くにすむ
- 夜行性で、街灯や民家の明かりに集まる虫をねらって現れる。そのため、窓に張りついている姿がよく見つかる
- クモ、ワラジムシ、ハエなどの虫を食べる
つまり、窓の明かりに虫が集まる家は、ヤモリにとってエサ場になっています。
家の中に入ってきたら
ヤモリは害がないので、慌てて駆除する必要はありません。外に出したいときは、次のようにしてください。
- 窓や戸を開け、部屋の明かりを消して、外の明かりのほうへ誘導する
- 壁にいるときは、コップや空き容器をそっとかぶせ、下に紙を差し込んで外に出す
- 強くつかまない。環境省の紹介では、体は頑丈ではなく、捕まえようとすると尻尾を切り離すことがあるとしている
見失った場合も、害はないので心配はいりません。夜、明かりのある窓辺に出てきたところで外に出してあげてください。
家に入らせたくない場合
ヤモリが来るのは、エサになる虫が明かりに集まるからです。
- 網戸の破れや、サッシ・ドアのすき間を塞ぐ
- 夜は必要な明かり以外を消し、カーテンを閉める
- 窓まわりに虫が集まりにくくする
窓に虫がたくさん集まる場合は、その虫の対策が先です。家の中の虫の見分け方は「家の中の小さい虫の正体」にまとめています。
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よくある質問
Q. ヤモリのフンが窓や床に落ちています。
フンは、ほうきやティッシュで取り除き、汚れた場所を拭いてください。毎日同じ場所に落ちている場合は、その近くがヤモリの通り道になっています。
Q. ヤモリとイモリは違いますか?
違う生きものです。ヤモリは家の壁や窓にいるトカゲの仲間で、イモリは水辺にすむ両生類です。
まとめ|ヤモリは「家守」。そっと外へ
家の窓や壁にいるヤモリは、無毒で臆病な生きもので、人に危害を加えません。明かりに集まる虫を食べに来ているので、家の中に入ってきたら、強くつかまずに容器で外に出してください。入らせたくない場合は、すき間を塞ぎ、明かりに虫が集まらないようにします。
