マンションやアパートの部屋にゴキブリが出た。きれいにしているのに、どこから来るのか。賃貸だけど自分で駆除していいのか、管理会社に言うべきか。この記事では、賃貸・マンションならではのゴキブリ対策と、相談の順番をまとめます。
先に結論を書くと、集合住宅では、ほかの部屋や共用部、ベランダ、排水口などから入ってくることがあります。自分の部屋では毒餌と侵入口の対策を進めつつ、繰り返し出るなら管理会社や大家に相談してください。
マンション・アパートでゴキブリが出る理由
アース製薬は、ゴキブリはベランダや玄関、窓、小さなすき間など外からやってきて、清潔にしている家で発生するのは隣家からの侵入者かもしれないと説明しています。日本ペストコントロール協会によると、クロゴキブリは屋内外の両方にすみ、春から秋に灯火をめざして屋内に入ってきます。
一方で、埼玉県衛生研究所は、チャバネゴキブリは低温に弱く、1年中暖かく餌と水がある屋内で暮らしているとしています。部屋の中で小さいゴキブリを毎日見かけるなら、外から入ってくるというより、建物の中で増えている可能性があります。
入居前・空室のうちが対策のチャンス
私たちの経験では、空室や空き店舗の期間が長い物件では、餌と水がないため、ゴキブリは生き残れません。引っ越しの前後、家具や荷物を入れる前は、部屋のすみずみまで掃除や対策がしやすいタイミングです。入居前に毒餌を置き、排水口やすき間をふさいでおくと、住み始めてからの心配を減らせます。
自分の部屋でできる対策
侵入口をふさぐ
日本ペストコントロール協会は、台所の流し台やレンジまわりのすき間をアルミテープや防水パテでふさぐこと、浴室や流し台の排水口におわん型トラップがなければ設置すること、夜間の不要な灯火を消して窓の開放を控えることをすすめています。賃貸の場合、設備に穴を開けたり取り外したりする工事は、先に管理会社に確認してください。
毒餌を潜み場所に置く
アース製薬は、台所の隅、流し台の下、冷蔵庫の下など、ゴキブリが好む物陰に毒餌を置くよう案内しています。ベランダや玄関まわりからの侵入が気になる場合は、屋外用の毒餌を使う方法もあります。
ブラックキャップ(アース製薬)
- 有効成分:フィプロニル0.05%(防除用医薬部外品)
- メーカー表記:置いたその日から効き、効果は約1年。10㎡(約6畳)あたり1〜2個
- 屋外用(玄関付近・エアコンの室外機のそば・ベランダ向け)も同シリーズにある
通り道に待ち伏せ型スプレー
コックローチ ゴキブリがいなくなるスプレー(KINCHO)
- 有効成分:イミプロトリン、フェノトリン(防除用医薬部外品)
- メーカー表記:侵入してほしくない所や通り道に吹いておくと、薬剤に触れたゴキブリを駆除。効果は約1ヵ月持続(使用環境により異なる)
- 毒餌を置いた場所の周りにはかけない
どこから来るかを粘着シートで確かめる
日本ペストコントロール協会は、粘着シートは出没場所や生息数の確認に有効だとしています。玄関、ベランダ側の窓際、台所、洗面所など数か所に置き、どこで多くかかるかを見ると、侵入口や潜み場所の見当がつきます。管理会社に相談するときの材料にもなります。
ごきぶりホイホイ+(アース製薬)
- 薬剤を使用していない粘着式の捕獲器
- 耐水性のハウスで、水のある場所にも置ける
管理会社・大家に相談するとき
国民生活センターは、賃貸住宅なら事業者に依頼する前に管理会社や大家に相談するのも一つの方法だとしています。何度も出る、小さいゴキブリが毎日出る、共用部でもよく見かける、といった場合は、建物全体の問題かもしれません。いつ、どこで、どんな大きさのゴキブリを何匹見たかを記録しておくと、状況を伝えやすくなります。
自分で業者に頼む場合は、作業前に総額を確認してください。国民生活センターは、広告の格安料金を見て依頼したら作業後に高額な料金を請求されたという相談事例を公表しています。業者に頼むときの注意点は一人暮らしでゴキブリ駆除業者に頼む前にでまとめています。
まとめ
マンションやアパートでは、ほかの部屋や共用部、ベランダ、排水口などからゴキブリが入ってくることがあります。侵入口をふさぎ、毒餌を潜み場所に置き、粘着シートでどこから来るかを確かめてください。繰り返し出るときは、記録を持って管理会社や大家に相談しましょう。全体の進め方はゴキブリ駆除の方法まとめをご覧ください。
