家の中でクモを見つけた。小さいクモならまだしも、手のひらほどの大きなクモが壁にいて驚いた、という方も多いはずです。この記事では、家の中のクモが何のためにいるのか、害はあるのか、注意が必要な毒グモとの違いをまとめました。
家の中にいるクモは何十種類もいる
さいたま市の案内によると、日本の家の中で見られるクモは40〜50種いるとされています。ほとんどは、家の中にいる虫をエサにしています。
大きいクモ:アシダカグモ
家の中で見つかる大きなクモの代表が、アシダカグモです。さいたま市の案内では、次のように紹介されています。
- 家の中にすむクモの中では日本最大級で、脚を広げると10cm以上になる
- 家の中、神社、納屋、蔵などの建物にすみ、昼は物陰にひそんで夜に出てくる
- 天井や壁で脚を広げてじっとしていて、近づいた虫を捕まえる
- エサはゴキブリ、ハエ、ガ、カ、ハサミムシなど
- 家に入ってくるのは、エサになる虫を捕まえるためと考えられている
さいたま市は、アシダカグモについて、ゴキブリなどの屋内の害虫を捕まえるため人の生活に役立つ面もある一方で、大きな姿が恐怖心や不快感を与えることがある、としています。
アシダカグモがいるということは
アシダカグモが家に入ってくるのは、エサになる虫を捕まえるためと考えられています。つまり、家の中にゴキブリなどのエサがいるサインでもあります。クモを追い出すことより、エサになる虫の対策が先です。ゴキブリの見分け方は「クロゴキブリの生態」「チャバネゴキブリの生態」で解説しています。
注意が必要なクモ
家の中のクモの多くは人に危害を加えませんが、次のクモには注意してください。
セアカゴケグモ(屋外の外来種)
札幌市の案内では、セアカゴケグモについて次のように説明しています。
- メスの背中に赤い縦すじ、腹側に赤い模様がある
- 日当たりがよく暖かい場所の、巣を張れるすき間に巣を作る
- 毒があるのはメスだけ。攻撃性はないが、触れると咬まれることがある
- 見つけたら直接触れず、家庭用のピレスロイド系殺虫剤をかけるなどして駆除する。屋外の作業では手袋をつける
- 咬まれたら、すぐに医師の治療を受ける
赤と黒の配色の虫は、外来のカメムシの仲間ヨコヅナサシガメと間違われることもあります(足の数で見分けられます)。くわしくは「ヨコヅナサシガメの幼虫」をご覧ください。
カバキコマチグモ(夏に室内に入ることがある)
札幌市の案内では、カバキコマチグモはススキなどイネ科の雑草が茂る草むらにすみ、オスは夏に活発に動き回って室内に入り込むことがあるとされています。咬まれると激しく痛み、赤く腫れるため、医師の診察を受けるよう案内しています。夏は網戸で室内への侵入を防ぎ、家のまわりのススキなどを刈り取るよう勧めています。
家の中のクモを減らしたいとき
- エサになる虫を減らす:ゴキブリやハエ、ガなどの虫がいる限り、クモも入ってくる
- 網戸やすき間を塞ぐ:外から入るクモやエサの虫を防ぐ
- 外に出す:大きなクモは、コップや箱をかぶせて紙を差し込み、外に出す
- 咬むおそれのあるクモかわからない場合は、素手で触らない
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、クモの巣の撤去や、エサになるゴキブリなどの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のクモ駆除」「姫路市のゴキブリ駆除」をご覧ください。アシダカグモの生態は「アシダカグモの生態と家に出る理由」で解説しています。
まとめ|家のクモは「虫がいる」サイン
家の中で見られるクモは40〜50種いて、多くは家の中の虫をエサにしています。大きなアシダカグモはゴキブリなどを捕まえる、役に立つ面もあるクモです。クモを減らしたいときは、エサになる虫の対策から始めてください。赤い模様のセアカゴケグモや、夏に入ってくるカバキコマチグモは咬むことがあるので、素手で触らないでください。
