スズメバチを見つけたら?|カチカチ音は警告・離れ方と刺されたときの対処

スズメバチを見つけたら?|カチカチ音は警告・離れ方と刺されたときの対処

庭仕事や散歩の途中で、大きな蜂が近くを飛んでいる。スズメバチかもしれないと思うと、どう動けばよいか不安になりますよね。この記事では、スズメバチを見つけたときの離れ方と、警告のサイン、刺されたときの対処をまとめました。

先に結論を書くと、手で払ったり走ったりせず、頭を低くして静かにその場を離れてください。千葉市の案内では、巣から離れれば攻撃はおさまるとされています。刺されたら、水で洗って冷やし、全身に症状が出たらすぐに医療機関へ行きましょう。

目次

スズメバチはなぜ刺すのか

神奈川県衛生研究所の資料では、スズメバチが人を刺すのは、ほとんどの場合、巣を守るためだとされています。巣があることに気づかずに振動などを与えると、巣の中の蜂が飛び出して刺してきます。千葉市の案内でも、刺激を与えなければ、むやみに刺すことはないとされています。

姫路市の案内にある主なスズメバチ

  • キイロスズメバチ:攻撃性が非常に高い。家の軒下や屋根裏に巣を作る
  • コガタスズメバチ:植込みや軒下に巣を作る。剪定作業中の刺傷事故が多い
  • オオスズメバチ:日本最大で攻撃性が高く、毒も強い。地面近くに巣を作る
  • モンスズメバチ:働きバチは夜も活動し、夜のカブトムシ・クワガタ採集で刺される事故もある

くわしくは「キイロスズメバチ」「コガタスズメバチ」「オオスズメバチ」の図鑑ページをご覧ください。

危ない時期

資料によって、いちばん注意したい時期の書き方が少しちがいます。

  • 神戸市の案内:巣と働きバチが最も多くなり、活動が最も活発になるのは7月下旬〜8月中旬
  • 千葉市の案内:巣が最大になる9月ごろは特に危険
  • 姫路市の案内:秋に巣が最大になる
  • たつの市の案内:秋は特に警戒心が強くなる

11月〜3月ごろは新しい女王バチだけが越冬し、巣は1年かぎりで次の年には使われないと、神戸市は案内しています。

これが警告のサイン

千葉市の案内では、スズメバチが「カチカチ」という音を立ててまとわりついてくるのは、巣に近づくなという警告だとされています。神奈川県衛生研究所の資料でも、まとわりつくように飛ぶ場合は近くに巣がある可能性があるとされています。

スズメバチを見つけたときにすること

1. 払わず、走らず、静かに離れる

千葉市の案内では、手を振り回したり走ったりするのは逆効果だとされています。蜂は黒いものやひらひらするものをねらいやすいため、頭を低くして、静かに遠ざかります。神奈川県衛生研究所の資料では、巣に近づいたり振動を与えたりして蜂が興奮した場合は、急いで逃げる必要があるとされています。

2. 巣を見つけても手を出さない

千葉市の案内では、巣に近づいたり石を投げたりしないことが大切だとされています。家の敷地に巣がある場合は「蜂の巣を見つけたら」で、自分で取れる巣と業者に頼む巣の見分け方をまとめています。

刺されないための予防

  • 黒い服を避け、白や明るい色の服にする(千葉市・神戸市)
  • 長袖・長ズボン・帽子で肌の出る部分を減らす(神奈川県衛生研究所)
  • 香水や化粧品など、においの強いものを避ける(神戸市・神奈川県衛生研究所)
  • 飲みかけのジュースの缶に蜂が入ることがある。知らずに飲んで口を刺された例もある(千葉市)
  • 生垣や庭木を剪定する前に、巣がないか確かめる(神戸市)

刺されたときの対処

応急処置

千葉市の案内では、毒をしぼり出して水で洗い流し、氷や冷水で冷やすとされています。札幌市の案内では、まず姿勢を低くしてすぐにその場を離れ、冷やしながら皮膚科か内科を受診するとされています。

アナフィラキシーに注意

神奈川県衛生研究所の資料では、アナフィラキシーは急に現れ、命にかかわることもある重いアレルギー反応だとされています。主な症状は、全身のじんましん、口のまわりや舌のはれ、胸の圧迫感で、腹痛・吐き気・下痢をともなうこともあります。症状はふつう、刺されてから30分以内に現れるとされています。

兵庫労働局のサイトに掲載された西脇労働基準監督署の資料「ハチ刺され特別警報」では、ハチ刺されによる死亡者は全国で毎年20人程度おり、その大半はアナフィラキシーショックによるものだとされています。

すぐに受診したいとき

千葉市の案内では、次のような場合はすぐに医師の治療を受けるよう案内されています。

  • 何か所も刺された
  • 全身のかゆみやじんましん、おう吐がある
  • 過去に蜂に刺されたことがある
  • 気分が悪くなった

神戸市では、迷ったときは救急安心センターこうべ(#7119、24時間)に相談でき、緊急のときは119番です。神戸市は、過去に刺されたことがある人やショックを起こしたことがある人には、病院で抗体の有無を調べることをすすめています。

自治体の対応・相談先

姫路市はハチの駆除をおこなっていませんが、活動中のスズメバチの巣にかぎり、条件つきで駆除費の補助があります(市長が指定する業者に依頼した場合が対象。駆除の前に申請が必要)。問い合わせは保健所衛生課(079-289-1633)です。神戸市は個人宅の蜂の巣の駆除や費用の負担をしておらず、助成制度は2022年3月31日に終わっています。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、スズメバチなどの蜂の巣の駆除に対応しています。くわしくは「姫路市の蜂の巣駆除」をご覧ください。

まとめ|スズメバチは「払わず走らず、静かに離れる」

  • カチカチ音やまとわりつく飛び方は、巣に近づくなという警告
  • 手を振り回さず、頭を低くして静かに離れる
  • 夏から秋は特に注意。黒い服や香りの強いものは避ける
  • 刺されたら洗って冷やす。じんましんや息苦しさなど全身の症状が出たらすぐ受診

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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