マダニが家の中にいた!|見つけたときの対処とかまれたときの注意・持ち込まない予防

マダニが家の中にいた!|見つけたときの対処とかまれたときの注意・持ち込まない予防

家の床や服に、黒っぽい小さな虫がいた。調べてみたらマダニに似ている。家族やペットがかまれていないか、心配になりますよね。この記事では、家の中でマダニを見つけたときに確認すること、かまれたときの対処、予防の方法をまとめました。

先に結論を書くと、マダニは本来、草むらややぶなど屋外にいるダニです。家の中で見つけたら、まず家族とペットの体にくっついていないかを確認してください。皮膚にくっついていたら、自分で無理に引き抜かず、皮膚科などの医療機関で取ってもらいます。

目次

マダニはどんなダニ?家の中のダニとの違い

本来は屋外にいるダニ

厚生労働省のQ&Aでは、マダニは主に森林や草地にいるものの、郊外や市街地にもいるとされています。福岡市の資料では、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道にもいると書かれています。

名古屋市の資料によると、マダニは飛ぶことができず、動物にくっついて移動します。福岡市は、マダニがシカやイノシシなどの野生動物のほか、ネコや散歩中のイヌからも血を吸うとしています。

家の中にいる小さなダニとは別の種類

広島県の案内では、食品につくコナダニや寝具につくヒョウヒダニなど、家の中にいるダニとは種類が違うとされています。

大きさもちがいます。西宮市の案内では、マダニは血を吸う前で体長2〜10mm、血を吸うと体重が100〜200倍になるとされています。一方、家の中にいちばん多いチリダニは0.2〜0.4mmほどです(西宮市)。

種類大きさ(西宮市の案内)主にいる場所
マダニ2〜10mm(血を吸う前)野山や草むら
チリダニ0.2〜0.4mm畳、じゅうたん、寝具

家の中のダニについては「家の中のダニの種類と対策」でくわしくまとめています。

マダニの害・危険性

病気を運ぶことがある

姫路市の案内では、ダニが運ぶ病気として、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライム病などが挙げられています。春先から増え始め、レジャーの時期に多くなる傾向があるとされています。

厚生労働省のQ&Aによると、SFTSはマダニにかまれてから6日〜2週間ほどで発症し、発熱や、食欲不振・吐き気・下痢・腹痛などの症状が出ます。国内の患者の致命率は27%とされています。

兵庫県内でも患者が出ている

厚生労働省のQ&Aでは、全国のSFTS患者は2025年に183人(2025年11月2日時点)で、過去最多とされています。

姫路市の案内では、兵庫県内の患者数は次のとおりです。

年SFTS日本紅斑熱
2024年4件17件
2025年10件29件

兵庫県の案内では、日本紅斑熱の推定感染地は以前は主に淡路でしたが、現在は県内各地に広がっているとされています。

家の中でマダニを見つけたときにすること

  • 家族の体を確認する。厚生労働省は、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、ひざの裏を念入りに見るよう案内しています。
  • ペットの体も確認する。姫路市と東京都は、散歩のあとにペットの体を確認するよう案内しています。
  • 皮膚にくっついていたら、無理に引き抜かない。姫路市の案内では、口の部分が皮膚に残って化膿したり、体液が逆流したりするおそれがあるとされています。
  • 皮膚科などの医療機関で取ってもらう。
  • かまれたあと数週間は体調に注意する。発熱などがあれば受診し、マダニにかまれたことを医師に伝えます。

広島県は、マダニがもし病原体を持っていた場合によくないため、つぶさないよう慎重に取り除く必要があるとしています。

ペットについていた場合は「犬にダニを見つけたら」もご覧ください。

マダニを家に持ち込まない予防

草むらに入るときの服装

厚生労働省と兵庫県の案内では、次のような服装がすすめられています。

  • 長袖・長ズボンを着て、シャツの裾はズボンに、ズボンの裾は靴下や長靴に入れる
  • 首にタオルを巻くか、ハイネックの服を着る
  • マダニを見つけやすい明るい色の服を選ぶ
  • ディートやイカリジンが入った虫よけを使う

姫路市は、虫よけだけではくっつくのを完全には防げないため、ほかの対策と組み合わせるよう呼びかけています。

帰ってきたら服と体をチェック

  • 屋外で活動したあとは入浴し、体にマダニがついていないか確認する(姫路市・厚生労働省)
  • 外で着ていた服は家の中に持ち込まない(姫路市・福岡市)
  • 脱いだ服はすぐ洗濯するか、洗濯まで袋に入れて口をしばる(広島県)

ペットの予防

姫路市は、散歩のあとにペットの体を確認し、マダニ駆除剤の使い方を獣医師に相談するよう案内しています。

自治体の相談先

姫路市では、ダニが運ぶ病気について、姫路市保健所予防課 感染症・予防接種担当(079-289-1721)が窓口になっています。兵庫県の案内では、最寄りの健康福祉事務所(保健所)に相談できるとされています。

かまれて体調が悪いときは、まず医療機関を受診してください。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家の中のダニやノミの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のダニ・ノミ駆除」をご覧ください。マダニとは別の、ネズミにつくダニについては「イエダニの生態図鑑」で解説しています。

まとめ|家の中のマダニは「体の確認」と「無理に取らない」

  • マダニは本来、草むらややぶなど屋外にいるダニで、家の中のチリダニなどとは別の種類です。
  • 見つけたら、家族とペットの体にくっついていないか確認します。
  • 皮膚にくっついていたら無理に引き抜かず、皮膚科などで取ってもらいます。
  • かまれたあと数週間は体調に注意し、発熱などがあれば受診します。
  • 外で着た服は家に持ち込まず、入浴して体を確認することが予防になります。

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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