ミツバチの分蜂を見つけたら?|蜂のかたまりの正体と待つ日数・相談先

ミツバチの分蜂を見つけたら?|蜂のかたまりの正体と待つ日数・相談先

春の庭先や軒下に、たくさんのミツバチが集まって、黒いかたまりになっている。刺されないか、巣を作られないか、心配になりますよね。この記事では、このかたまり「分蜂(ぶんぽう)」の正体と、いなくなるまでの日数、見つけたときにすることをまとめました。

先に結論を書くと、分蜂中のミツバチは落ち着いていて、めったに人を刺しません。姫路市は、分蜂中は攻撃性がないので、そっと見守ることをすすめています。多くの場合、数時間から数日で飛び去ります。

目次

分蜂とは何か

姫路市の案内では、春に女王バチが働きバチを連れて巣分かれ(分蜂)をおこない、木の枝などにかたまることがあるとされています。

仙台市太白区の案内では、古い女王バチが働きバチの約半分を連れて引っ越しをしている途中で、新しい巣の場所が見つかるまで一時的に集まっている状態だと説明されています。堺市の案内では、かたまりはおよそ2,000〜3,000匹になるとされています。

分蜂が起きる時期

  • 神戸市の案内:おおむね4月から6月ごろ
  • 堺市の案内:おおむね3月下旬から5月下旬ごろ
  • 仙台市太白区の案内:春から夏にかけて

刺される危険はあるか

神戸市の案内では、分蜂中の働きバチは、おなかいっぱいに蜜をたくわえて出てきているため落ち着いており、めったに人を刺さないとされています。仙台市太白区も、ミツバチを握ったり、かたまりを直接追い払ったりしなければ攻撃されることはないと案内しています。

何日くらいでいなくなるか

いなくなるまでの日数は、自治体の資料によって書き方が少しちがいます。

資料いなくなるまでの目安
神戸市「ミツバチと上手につき合おう」早ければ数時間。晴天が続けば通常3〜4日
神戸市「ハチと上手につき合おう」4〜7日ほど
堺市数時間から数日
仙台市太白区引っ越し先が見つかれば数日〜1週間ほど。雨や気温の低い日が続くと長引くことがある

分蜂を見つけたときにすること

1. 近づかず、刺激しない

堺市の案内では、近づいたり刺激したりせず、そっと見守るようにとされています。静岡県の資料でも、分蜂を見かけたら刺激しないよう書かれています。

2. 生活に支障がある場所なら相談する

いなくなるまでの日数は天気によって変わります。神戸市は、玄関や軒下など生活に支障のある場所に群がった場合や、天井裏に巣を作った場合は十分な注意が必要だとしています。困ったときは、下の相談先に問い合わせましょう。

分蜂と巣の見分け方

神戸市の案内では、次のようにちがいが説明されています。

分蜂巣
見た目木の枝などに黒いかたまりとなって集まる平らな板状の構造物
期間移動の途中の一時的なもの同じ場所で何年も暮らす
心配なこと―巣が大きくなる、蜂蜜が天井や壁にしみこむおそれ

神戸市によると、ニホンミツバチは天井裏・床下・換気フードの中など、閉じた空間に巣を作ります。巣には多くの蜂がいるため、自分で駆除するのは難しいことが多いとされています。

駆除はしたほうがよいのか

姫路市の案内では、ニホンミツバチは数が大きく減っていること、ミツバチは益虫であることから、保健所は積極的な駆除をすすめていないとされています。仙台市太白区も、ミツバチの保護の観点から、駆除は考えずに見守るよう案内しています。

家の中に巣を作られてしまった場合については「壁の中の蜂の音」や「家の中に蜂がいるとき」もご覧ください。

自治体の対応・相談先

姫路市

姫路市はハチの駆除をおこなっていません。ミツバチについては、生活に支障がなければそのままにすることがすすめられています。虫の困りごとは、保健所衛生課の「虫の相談窓口」(079-289-1633、平日9時〜17時、無料)で相談できます。担当者が不在のこともあるため、事前に電話で予約するよう案内されています。

神戸市

神戸市は個人宅の蜂の巣の駆除や費用の負担をしていません。自宅以外の場所にできた場合は、その土地の持ち主や管理者に相談します。市の問い合わせ先は生活衛生ダイヤル(078-771-7497)です。

県の畜産担当

静岡県の資料では、分蜂については各都道府県の畜産担当部署に相談するよう案内されています。兵庫県では、ミツバチの飼育届は農林水産部畜産課が窓口です。なお、ミツバチを飼う人は、趣味でも毎年1月末までに住所地の都道府県へ飼育届を出す必要があります。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、蜂の巣の駆除や家の中に入りこんだ蜂の相談に対応しています。くわしくは「姫路市の蜂の巣駆除」をご覧ください。ほかの蜂の巣については「蜂の巣を見つけたら」にまとめています。

まとめ|分蜂は「近づかず、数日見守る」

  • 分蜂は、ミツバチが引っ越しの途中で一時的に集まっている状態
  • 分蜂中のミツバチは落ち着いていて、めったに人を刺さない
  • いなくなるまでの目安は、資料によって数時間〜1週間ほど。天気で変わる
  • 長く居座って壁や屋根に出入りしはじめたら、相談先に問い合わせる

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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