流し台の下や引き出しの奥に、黒いごま粒のようなものが散らばっていた。ゴキブリのフンかもしれないと思うと、気持ちが悪いですよね。この記事では、ゴキブリのフンの見分け方と、フンからわかること、見つけたときにすることを、公的な資料をもとにまとめました。
先に結論を書くと、フンが見つかった場所は、ゴキブリが潜んだり通ったりしている場所の目安になります。フンには仲間を呼び寄せる物質が含まれているとされるので、きれいに取り除き、そのまわりで毒エサなどの対策をするのが基本です。
ゴキブリのフンの見分け方
大きさと形
帝京短期大学に掲載された大森南三郎氏の論文では、クロゴキブリのフンは黒いごま粒のような形とされています。大きさは、生まれたばかりの幼虫で約0.4mm、成虫で約1.5mmです。
同じ論文では、ゴキブリは1日に5〜6回から十数回フンをするとされています。
見つかりやすい場所
同じ論文では、流し台の下、冷蔵庫の下、引き出しの底などで、フンのかたまりが見つかることが多いとされています。愛知県知多保健所の案内でも、ゴキブリの隠れ場所には黒いフンがたくさん見られるとあります。
名古屋市の案内では、ゴキブリが潜みやすい場所として、ガス台や冷蔵庫の裏側、食器棚や引き出しの奥、植木鉢の下などが挙げられています。
フンには仲間を集める物質が含まれている
大阪市の資料では、ゴキブリはフンと一緒に体の外に出す「集合フェロモン」によって、1か所に集まって生活するとされています。
埼玉県の案内でも、クロゴキブリのフンには他のゴキブリを呼び寄せるフェロモンが、チャバネゴキブリのフンには集合フェロモンが含まれるとされています。
つまり、フンが残っている場所には、ゴキブリが集まりやすくなると考えられます。名古屋市の案内でも、ゴキブリは群れて潜んでいるとされています。
フンからわかること
大森氏の論文では、フンの量からゴキブリの活動の程度を推測できるとされています。また、駆除のあとにフンが見つからなければ、効果があったと判断する材料になるとされています。
厚生労働省の建物向けマニュアルでも、ゴキブリがいるかどうかの調査として、照明を使って虫の体、フン、「ローチスポット」、卵鞘を確かめる方法が示されています。
フンや死がいによる害
埼玉県の案内では、ゴキブリの害として、病原体を体について運ぶこと、アレルギーの原因になること、製品への異物混入、フンによる汚染が挙げられています。
新潟市保健所の資料では、フンや死がいはアレルギーの原因物質(アレルゲン)になるとされています。名古屋市の案内でも、ゴキブリは感染症の菌や食中毒の菌を運ぶとされています。
フンを見つけたときにすること
フンを取り除く
フンは取り除いておきます。直接さわらないよう手袋をする、掃除のあとは手を洗う、といった一般的な衛生上の注意を守ると安心です。
まわりに卵鞘やゴキブリがいないか見る
フンがあった場所の近くは、潜み場所になっている可能性があります。卵が入った「卵鞘」も物陰に産みつけられるので、あわせて確認しましょう。卵鞘については「ゴキブリの卵を見つけたら」をご覧ください。
フンがあった場所のまわりで対策をする
- 毒エサ(ベイト剤):千葉市の案内では、通り道に置き、数か所に仕掛けると効果的とされています。新潟市保健所の資料では、毒エサを食べたゴキブリのフンにも毒が回り、そのフンを食べた別のゴキブリも駆除できるとされています
- 粘着シート:名古屋市の案内では、捕まえるだけでなく、ゴキブリがいるかどうかの確認にも使えるとされています
- 効果の確認:駆除のあと、フンが新しく見つからなくなるかを見ます(大森氏の論文)
新潟市保健所の資料では、粘着トラップには殺虫成分がないため、これだけで完全に駆除することは期待できないとされています。ほかの方法と組み合わせましょう。
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フンを増やさないための予防
新潟市保健所の資料では、ゴキブリ対策では「隠れ場所」「エサ」「水」の3つをなくすことが重要とされています。
- 食べ物は密閉容器に保管し、こまめに掃除する
- 台所や風呂場、電化製品のすき間などの隠れ場所を点検する
- 水回りを乾いた状態に保つ
- すき間や穴をふさぎ、家具と壁・床の間にすき間を作らない(千葉市の案内)
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、ゴキブリの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のゴキブリ駆除」をご覧ください。種類ごとの特徴は、生態図鑑の「クロゴキブリ」「チャバネゴキブリ」にまとめています。
まとめ|ゴキブリのフンは「潜み場所の目印」
- ゴキブリのフンは黒いごま粒のような形で、クロゴキブリの成虫では約1.5mm
- 流し台の下、冷蔵庫の下、引き出しの底などで見つかりやすい
- フンには仲間を集めるフェロモンが含まれ、アレルギーの原因にもなる
- 手袋をして取り除き、まわりで毒エサなどの対策をする
- 駆除のあとにフンが新しく出なくなれば、効果があったと判断する材料になる
