夜、部屋の中をコウモリがパタパタと飛び回っている。どうやって外に出せばいいのか、触っても大丈夫なのか、あわててしまいますよね。この記事では、家の中に入ってきたコウモリの逃がし方と注意点、家に住み着いたときの対策をまとめました。
先に結論を書くと、コウモリは素手で触らず、外へ逃がすのが基本です。コウモリは法律で守られている動物で、捕まえたり殺したりすることは禁止されています。家に住み着いている場合は、コウモリがいない時間に入り口をふさぐ対策をします。
家に入ってくるコウモリの正体
多くはアブラコウモリ
朝倉市の案内では、日本には約35種のコウモリがいて、よく見られるのはアブラコウモリとされています。京都市の資料では、人家のまわりだけで活動するため「イエコウモリ」とも呼ばれると紹介されています。
国土交通省 筑後川河川事務所の生物図鑑では、アブラコウモリは体重5〜10gの小型のコウモリとされています。昼間は家を隠れ家にして、壁の中や瓦の下、天井裏、戸袋の中などで過ごします。日が暮れると外へ出て、カやユスリカなどの虫を食べます。3月〜10月に出てきて、7月上旬に家の中で1〜4匹の子を産むとされています。
わずかなすき間から出入りする
浜松市の案内では、コウモリは1cmほどのすき間があれば出入りできるとされています。糞が落ちている場所が、出入り口の目安です。
コウモリによる害
京都市の資料では、巣の中で糞や尿をするため、数十匹が住む巣では、糞や尿がたまってにおいや染みの原因になるとされています。
糞はクマネズミの糞と大きさが似ていて、どちらも5〜10mm前後とされています。京都市の資料では、アブラコウモリの糞はほとんどが虫の体のかけらでできているのが違いだと説明されています。
家の中に入ってきたときにすること
素手で触らない
神奈川県の案内では、感染症のおそれがあるため、素手では触らないよう呼びかけています。つくばみらい市も、野生のコウモリには寄生虫や、感染症の原因になる菌やウイルスがついているおそれがあるとしています。
外へ逃がす
- 部屋に入ってきたら、速やかに外へ逃がす(朝倉市)
- コウモリは強い光が苦手なので、ライトで誘導して外へ出す方法がある(朝倉市)
- コウモリは夜行性で、昼間はあまり動かない。ケガがなければ、安全な場所の木などにつかまらせるようにして外に出す。飛び立つのは夕方以降(神奈川県)
- 冬の寒いときは、一度室内で温めて、動けるようになってから外に出す(神奈川県)
神奈川県の案内では、子どものコウモリでケガがなければ、夕方に小さい箱に入れて外に出すと、親が迎えに来ることがあるとされています。
捕まえたり殺したりしない
つくばみらい市の案内では、野生のコウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で捕獲や殺傷が禁止されていて、違反すると罰則があるとされています。朝倉市も、どのような目的でも、捕獲するには自治体または環境省の許可が必要と案内しています。
家に住み着いているときの対策
屋根裏や壁の中から音がする場合は、住み着いている可能性があります。くわしくは「屋根裏からコウモリの音がするとき」もご覧ください。
自治体の案内では、次のような対策が紹介されています。
- コウモリがいない時間帯に、ネットやパテ、シーリング材で入り口をふさぐ(つくばみらい市)。高い所は専門業者への依頼も考える
- 火を使わない、煙の出るタイプの害虫駆除剤を屋根裏に置いて追い出す(つくばみらい市・北九州市)
- 固形やスプレー式の忌避剤を使う(つくばみらい市)
- 入り口をふさげない場合は、CDやアルミ箔をつるす(浜松市)
ふさぐ時期に注意する
浜松市の案内では、飛べない子どもがいる6〜8月や、冬眠の前後は、入り口をふさぐのを避けるよう呼びかけています。中に取り残すと閉じ込めて死なせてしまい、死体がにおいや害虫の発生源になるためです。北九州市も、冬眠の時期と夏の出産の時期は追い出しが難しいとしています。
見積もり・現地調査無料の【駆除ザウルス】に相談する
見積もり・現地調査無料/最長10年保証/24時間365日受付
自治体の対応と相談先
つくばみらい市、横浜市、浜松市などは、コウモリの捕獲や駆除は行っておらず、自分で対応するか業者に依頼するよう案内しています。
姫路市の「鳥獣対策事業」のページでも、市は家や建物に入り込んだ鳥獣の追い払いや駆除は行っておらず、相談先として兵庫県ペストコントロール協会が紹介されています。
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家に住み着いたコウモリの対策に対応しています。くわしくは「姫路市のコウモリ駆除」をご覧ください。生態については「アブラコウモリの生態図鑑」も参考にしてください。
まとめ|家の中のコウモリは「触らず、外へ逃がす」
- 家に入ってくるコウモリの多くはアブラコウモリで、1cmほどのすき間から出入りします
- 感染症のおそれがあるため、素手では触りません
- ライトで誘導する、夕方以降に外へ出すなどして逃がします
- 法律で捕獲や殺傷が禁止されています
- 住み着いた場合は、いない時間に入り口をふさぎます。6〜8月や冬眠前後は避けましょう
