庭の植え込みや物置のそばで、ヘビの抜け殻を見つけた。近くにヘビがいるのか、毒ヘビではないかと不安になりますよね。この記事では、抜け殻からわかること、兵庫県で見られるヘビの種類、見つけたときにすること、かまれたときの対応をまとめました。
先に結論を書くと、抜け殻があったということは、そのあたりをヘビが通ったり、すみかにしたりしている可能性があります。ヘビを見かけても刺激せずに離れれば、しばらくすると別の場所へ移動していきます。草刈りやえさになるネズミの対策で、寄せつけないようにしましょう。
ヘビの抜け殻とは
国立国会図書館のレファレンス協同データベースに載っている図書館の回答では、ヘビは皮が一枚につながったまま脱げるとされています。口先からめくれて、皮全体を裏返すようにして脱ぐため、抜け殻はひと続きで残ります。脱いだ直後はやわらかく湿っていますが、すぐに乾いてもろくなり、色は白っぽく半透明です。
同じ回答では、ヘビは1年に数回脱皮し、幼いヘビほど回数が多いとされています。
三鷹市の解説では、アオダイショウは木の枝に引っかけて脱皮し、脱いだ皮が枝に残って風に揺れることもあるとされています。
兵庫県の家のまわりで見られるヘビ
毒のないヘビ
神戸市の案内では、毒のないヘビとして次のものが紹介されています。
- アオダイショウ:日本本土で最大のヘビ。背中は青みがかった褐色や、くすんだ緑色のものが多い
- シマヘビ:背中に4本の縦じまがあり、目が赤い
三鷹市の解説では、アオダイショウは全長1〜2.5m以上になり、木登りが得意で、ネズミや鳥などを食べるとされています。かつては農家の天井裏にすみつくことがよくあったそうです。
兵庫県のレッドリストでは、毒のないジムグリ(成体で80〜90cm程度)が姫路市でも確認されているとされています。
毒のあるヘビ(マムシ・ヤマカガシ)
神戸市の案内をもとに、毒ヘビの特徴を表にまとめました。
| 種類 | 大きさ | 見た目 | よくいる場所 |
|---|---|---|---|
| マムシ | 全長40〜60cm | 頭が三角形。銭形の暗い色の模様 | 水辺、河川の周辺、田畑 |
| ヤマカガシ | 全長60〜120cm | 赤・黄・黒の鮮やかな模様(地域で違いあり) | 河川、池、水田など水辺 |
神戸市の案内では、ヤマカガシは国内のヘビで最も強い毒を持つとされています。マムシは主に出血毒を持ち、かみつく動作がとても速いとされています。
神戸市は、毒ヘビを見かけたら刺激せずに離れ、決して近づかないよう呼びかけています。草むらや山林に入るときは、長袖・長ズボン、長靴、手袋を身につけるよう案内しています。
見つけたときにすること
- ヘビを見かけたら、刺激せずにその場を離れる(神戸市)
- 素手では絶対に触らない(大津市)
- 追い払いたいときは、距離をとって、遠くからホースで水をかける(大津市・香川県)
神戸市や香川県の案内では、ヘビはしばらくすると別の場所へ移動するので、刺激せずそっとしておくよう呼びかけています。## 寄せつけないための予防
香川県の案内では、次のような対策が紹介されています。
- 草刈りを定期的にして、身を隠せる場所をなくす
- えさになるネズミなどを駆除する
- 市販のヘビ用忌避剤を、ヘビの近くや入りそうな場所にまく
ネズミの対策は「家の中にネズミが出たら」もご覧ください。
もしかまれたら
神戸市の案内では、かまれた部分を安静にして、すぐに医療機関で手当てを受けるよう呼びかけています。医療機関では、どのヘビにかまれたかを正確に伝えます。緊急のときは119番に通報します。
公立宍粟総合病院の資料では、マムシにかまれた場合の対応として、次のことが挙げられています。
- 救急車を呼び、病院へ急ぐ(血清による治療が必要になる場合がある)
- あわてず安静にする。腫れでしめつけられないよう、指輪や腕時計を外す
- かまれた時間と状況をメモしておく
- 腫れの広がりがわかるよう、腫れの端にマジックで印をつける
- ビニールひものような細いもので縛らない(血のめぐりが悪くなるおそれがあるため)
同じ資料では、マムシにかまれると肌に小さな2つの穴が残り、直後から強い痛みと焼けるような熱さが起き、20〜30分ほどで腫れてくるとされています。
自治体の対応と相談先
神戸市は、マムシやヤマカガシ、アオダイショウなどは在来の野生動物のため、市では捕獲や駆除を行っていないとしています。有料の捕獲・駆除の相談先として、兵庫県ペストコントロール協会を紹介しています。
香川県や大津市も、毒ヘビを含めてヘビの捕獲や駆除は行っておらず、追い払いや侵入防止は自分で行うよう案内しています。
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家のまわりに出る害獣・害虫の対策に対応しています。くわしくは「姫路市のヘビ対策」をご覧ください。ヘビのえさになるネズミについては「ドブネズミの生態図鑑」も参考にしてください。
まとめ|蛇の抜け殻は「近くにヘビがいるサイン」
- ヘビの抜け殻はひと続きで、白っぽく半透明です
- 兵庫県では、毒のないアオダイショウやシマヘビのほか、毒ヘビのマムシやヤマカガシもいます
- ヘビを見かけたら刺激せずに離れ、素手では触りません
- 草刈りとネズミ対策で、寄せつけないようにします
- かまれたら安静にして、すぐ医療機関へ。緊急のときは119番です
