赤い小さい虫「タカラダニ」が家の中に|刺す?害はある?見つけたときの正しい対処法

赤い小さい虫「タカラダニ」が家の中に|刺す?害はある?見つけたときの正しい対処法

春になって、ベランダの手すりや窓のまわりに、赤い小さな虫がたくさん歩いている。家の中にまで入ってきて、刺されないか心配になりますよね。この記事では、赤い小さい虫「タカラダニ」の正体と、人への害、見つけたときの対処法をまとめました。

先に結論を書くと、タカラダニは、人を刺して血を吸うことはほとんどないとされるダニです。千葉市の案内では、数週間後には自然にいなくなるため、特別な対策は必要ないと思われるとされています。家の中に入ったものは、つぶさずに掃除機で吸い取るのが安全です。

目次

タカラダニの正体と見分け方

体長1mmほどの真っ赤なダニ

千葉市の案内では、タカラダニは体長約1mmで、全身があざやかな赤色です。さいたま市は1〜2mm、福島県は1〜1.5mmとしています。

京都府の案内では、見つかるのはすべてメスで、オスが見つかった例はないとされています。花粉を食べていることは確実とされ、コンクリートなどの表面についた花粉や有機物を食べている可能性が考えられています。

出る場所はコンクリートの屋上・ベランダ・壁

千葉市の案内では、コンクリート製の建物の屋上、ベランダ、壁面などに発生し、開いた窓から部屋の中に入ることもあるとされています。京都府は、日当たりのよい公園のコンクリートの鉢や階段、家庭の門や塀、ベランダ、橋脚などを挙げています。

東京都健康安全研究センターの調査では、都内の公共建築物26か所の屋上のうち25か所でタカラダニが見つかりました。床を防水加工した屋上では、数が少ない傾向があったとされています。

出る時期は春から初夏

出典見られる時期
千葉市初夏の一時期、特に5〜6月に大発生することがある
京都府5月の連休明けごろから、長くても7月まで
さいたま市4月から7月ごろ
福島県5月から7月

東京都健康安全研究センターの調査では、成虫は5月中旬から下旬に最も多く、7月2日以降の調査では採集されなかったとされています。

タカラダニの害・危険性

刺すことはほとんどない

京都府の案内では、日本で確実に人を刺した例は報告されておらず、偶然刺すことはありえても、まず心配はないとされています。埼玉県は「ヒトを積極的に刺すことはありません」としています。

東京都健康安全研究センターの報告には、まれに人を刺して皮疹をおこすことがあるとも書かれています。ただし、調査をした著者らは、調査中に刺されてかゆみを感じたことはなかったと述べています。

つぶすと赤いシミになる

埼玉県の案内では、布団や洗濯物につくと、つぶれて赤いシミになることがあるとされています。東京都の報告でも、洗濯物や布団につくことや、部屋への侵入、不快感が住民の被害として挙げられています。

タカラダニを見つけたときにすること

  • 部屋の中に入ったものは、つぶさずに掃除機で吸い取る。千葉市は、これが最も安全で確実としています
  • ベランダや壁に大量にいて気になるときは、水で流す(千葉市)
  • 洗濯物や布団は、ついたまま取り込んでつぶさないように気をつける

埼玉県の案内では、一般的な家のまわりでは、ほとんど対策や薬剤の使用は不要とされています。

予防・付き合い方

千葉市の案内のとおり、タカラダニは数週間で自然にいなくなります。埼玉県の案内では、梅雨入りの前後に卵を産み終え、翌年まで見かけなくなるとされています。

埼玉県と東京都の資料では、洗濯物や布団につくことが被害として挙げられています。出る時期は、外に干した洗濯物や布団を取り込むときに、ついていないか確かめましょう。千葉市の案内では、開いた窓から部屋に入ることもあるとされています。

東京都健康安全研究センターの調査では、床を防水加工した屋上では数が少ない傾向がありました。また、産卵場所になるコケやエサになる地衣類が少ないことが関係している可能性も示されています。

ほかの小さい虫と見分けたいときは「家の中の小さい虫」、刺すダニについては「家の中のダニの種類と対策」をご覧ください。

自治体の相談先

姫路市保健所衛生課には「虫の相談窓口」(079-289-1633)があり、人をかんだり刺したりする衛生害虫について、虫の同定や生態、駆除方法の説明をしています。担当者が不在のこともあるため、事前予約がすすめられています。姫路市の案内には、市が駆除をするという記載はありません。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家のまわりに出る害虫の駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のタカラダニ対策」をご覧ください。かゆみがある場合は、ネズミにつく「イエダニ」など、別の虫も考えられます。

まとめ|タカラダニは「つぶさず、吸い取る・流す」

  • タカラダニは体長1mmほどの赤いダニで、春から初夏にコンクリートの壁やベランダに出ます。
  • 人を刺すことはほとんどないとされています。
  • つぶすと赤いシミになるので、部屋の中では掃除機で吸い取ります。
  • 数週間で自然にいなくなるため、家のまわりではほとんど薬剤は必要ないとされています。

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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