イタチを見つけたらどうする?|種類の見分け方・追い出し方と捕獲の決まり

イタチを見つけたらどうする?|種類の見分け方・追い出し方と捕獲の決まり

天井裏で何かが走り回る音がする。家のまわりで、細長い茶色の動物がすばやく走っていった。イタチかもしれないけれど、どうすればいいのかわからない。この記事では、イタチを見つけたときにすること、種類の見分け方、追い出し方、捕獲の決まりと相談先をまとめました。

先に結論を書くと、イタチは許可なく捕まえることはできません。まずはにおいや光で追い出し、入り口をふさぐのが基本です。それでも被害が続くときは、お住まいの市町の窓口に相談しましょう。

目次

イタチの種類と見分け方

町で見かけるのは多くがシベリアイタチ

北九州市の案内では、イタチには在来種の「ニホンイタチ」と、外来種の「シベリアイタチ(チョウセンイタチ)」がいるとされています。大阪府の案内では、町で見かけるイタチの多くはシベリアイタチで、ニホンイタチは山地や山里に多いとされています。

環境省の資料では、それまでの「チョウセンイタチ」という名前が、「シベリアイタチ」に改められています。

尾の長さで見分ける

環境省の資料では、2種類のメスを見分けるポイントが示されています。

見るところニホンイタチ(メス)シベリアイタチ(メス)
頭胴長16〜25cm25〜31cm
尾の長さ7〜9cm13〜16cm
毛の色茶褐色〜赤褐色やや褐色がかった山吹色

同じ資料では、尾の長さが頭胴長の半分以上あればシベリアイタチ(チョウセンイタチ)とされています。体もシベリアイタチのほうが大きめです。

イタチによる被害

大阪府の案内では、次のような被害が挙げられています。

  • 天井裏を走り回る音がうるさい
  • 天井裏で子育てをすると、フンや尿のにおいがひどくなる
  • 台所や店舗に入り込み、食品や商品を荒らしたり、まわりを汚したりする

天井裏の音については「屋根裏の音がイタチのとき」、においについては「家が獣くさいとき」もご覧ください。

見つけたときにすること

1. においや煙、光で追い出す

大阪府・堺市・北九州市の案内では、次のような追い出し方が紹介されています。

  • 木酢液を染みこませた布や紙を置く、または散布する
  • 漂白剤やお酢を使う(においが弱いので何度もまく必要があります)
  • 動物用の忌避剤を使う
  • ダニ・ゴキブリ用のくん煙剤を使う(北九州市は、屋根裏では火を使わない水を使うタイプを勧めています)
  • 夜だけ点灯する点滅灯とアルミホイルを、天井裏や床下に置く

大阪府の案内では、豆電球は白や銀白色などの明るいものを使い、赤や青など色の濃いものは効果がないとされています。電球は熱を持つので、燃えやすいものの近くには置かないでください。くん煙剤は使用上の注意をよく読んで使いましょう。

2. 入り口をふさぐ

追い出したあとは、また入られないように入り口をふさぎます。大阪府の案内では、イタチは3cm四方ほどの穴からも出入りできるとされています。金属製のネットや網(餅焼き網でも代用できます)でふさぎましょう。

古い家や、早い時期に公共下水道につないだ家では、下水管から入り込むこともあるため注意が必要です。

3. それでも被害が続くときは相談する

北九州市の案内では、追い出しても効果がなく被害が防げない場合に限り、駆除業者に頼むか、市の許可を受けて自分で捕まえることができるとされています。

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イタチの捕獲の決まり

メスのイタチは狩猟では捕れない

環境省の狩猟制度の案内では、狩猟で捕ってよい動物は「イタチ(オスに限る)」と「シベリアイタチ(長崎県対馬市の個体群を除く)」とされています。環境省の資料によると、平成29年9月からはチョウセンイタチ(シベリアイタチ)のメスも狩猟鳥獣になりました。一方、ニホンイタチのメスは狩猟の対象外のため、2種類のメスを確実に見分けるよう求められています。

被害を防ぐための捕獲には許可が必要

大阪府の案内では、イタチのオスは狩猟鳥獣、メスは狩猟鳥獣以外とされています。そのうえで、被害を防ぐ目的で捕獲するときの許可は、オス・メスとも市町村長が出すと整理されています。メスは狩猟の対象ではないため、許可なく捕まえることはできません。

堺市の案内でも、困っているからといって許可を取らずにイタチを捕まえることはできないとされています。堺市では、必要と判断した場合に捕獲許可証を交付し、イタチの捕獲器も貸し出しています(数に限りがあるため事前の問い合わせが必要です)。

姫路市・兵庫県の相談先

姫路市の案内では、追い払いには許可は不要ですが、捕獲には許可が必要とされています。また姫路市は、家に入り込んだ鳥獣の追い払いや駆除は行っておらず、相談先として兵庫県ペストコントロール協会を紹介しています。鳥獣の捕獲許可の窓口は、北部農林事務所 鳥獣対策担当です。

兵庫県の捕獲許可のページでは、有害鳥獣捕獲の申請窓口は市町とされています。法律にもとづいて市町に権限が移っている場合もあるため、まずは市町に相談するよう案内されています。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、天井裏や床下に入り込んだイタチの対策に対応しています。くわしくは「姫路市のイタチ・ハクビシン駆除」をご覧ください。イタチの生態は「イタチの生態図鑑」で紹介しています。

まとめ|イタチは「追い出して、入り口をふさぐ」

  • 町で見かけるイタチの多くは、外来種のシベリアイタチです。尾が頭胴長の半分以上あるのが目安です
  • 天井裏の騒音や、フン・尿のにおいの被害が出ることがあります
  • まずはにおいや煙、光で追い出し、3cm四方ほどのすき間もふさぎます
  • イタチは許可なく捕まえることはできず、ニホンイタチのメスは狩猟でも捕れません
  • 兵庫県では市町が捕獲許可の窓口です。姫路市では北部農林事務所 鳥獣対策担当(079-336-4412)に相談できます

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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