夜、床や壁を大きなムカデがはっていて、ぞっとした。寝ている間にかまれないか心配になりますよね。この記事では、ムカデが家の中に入ってくる理由と出やすい時期、見つけたときの対処、かまれたときの手当、予防の方法をまとめました。
先に結論を書くと、ムカデはエサになる虫を追って家に入ってきます。見つけたら殺虫スプレーをかけるか、割り箸などでつまんで処理します。家のまわりを片付けて、ムカデがすみにくい環境を作ることが予防の基本です。
家の中に出る大きなムカデ
トビズムカデ
広島大学デジタル博物館によると、トビズムカデは成体の全長が10〜15cmで、本州最大のムカデとされています。頭が赤く、胴体は黒く、脚は黄色または赤色です。夜行性で、昼間は朽木の裏など日の当たらない場所にいます。繁殖期は5〜6月の梅雨のころとされています。
くわしくは図鑑の「トビズムカデ」をご覧ください。似た仲間については「アオズムカデ」で紹介しています。
ムカデが家の中に入ってくる理由
エサになる虫を追ってくる
島根県の案内では、ムカデはゴキブリや、明かりに集まる虫を捕まえて食べるため、家の中に入ってくることもあるとされています。
湿って暗い場所が家のまわりにある
堺市の案内では、ムカデは湿っていて狭く暗い場所を好み、エサになる小さな虫が多い場所にいるとされています。草むら、落ち葉の下、石垣のすき間、庭石やブロックの下、植木鉢の下などがよくいる場所です。
ムカデが出やすい時期
堺市の案内では、ムカデは冬を除くすべての季節に見られるとされています。
島根県の案内では、5〜8月が産卵期で、この時期に活動が活発になるとされています。農林水産省の資料では、注意が必要な時期として6〜7月と9〜11月が挙げられています。
ムカデにかまれると
島根県の案内では、ムカデは自分から人を襲うことはありませんが、刺激されると素早くかみつきます。かまれると強いしびれと激痛があり、かまれた場所が赤く腫れます。痛みがなくなるまで1週間以上かかり、黒っぽいシミが1か月以上残ることもあるとされています。
堺市の案内では、ムカデは夜に寝具にもぐり込み、気づかずに触れたときにかむことが多いとされています。農林水産省の資料でも、事故の例として「就寝中にムカデに刺された」が挙げられています。
家の中でムカデを見つけたときにすること
堺市の案内では、次の方法が紹介されています。
- 家庭用の殺虫スプレーを直接かける
- 使い捨ての割り箸などでつまんで処理する
- 屋外では、熱湯をかけるのも効果がある
堺市の案内では、ムカデは振動を感じると素早く逃げるとされています。また、ゴキブリを食べる益虫の面もあると紹介されています。
かまれたときの応急手当
京都産業大学保健管理センターの案内では、傷口を絞りながら、43℃ほどのお湯で15〜30分洗い流し、市販の外用薬を塗るとされています。
堺市の案内では、抗ヒスタミン軟膏を塗ると、比較的早く痛みがやわらぐとされています。
次のような症状が出たときは、すぐに医師の診察を受けてください(堺市)。
- 全身のだるさ
- 発熱
- めまい
- 動悸
- 吐き気
ムカデを家に入れないための予防
島根県の案内では、ムカデの侵入を完全に防ぐのは難しく、落ち葉の掃除や除草で、すみにくい環境を作ることが大切とされています。
堺市と島根県の案内では、次の対策が挙げられています。
- 家のまわりの廃材やがれきを片付け、清潔に保つ(堺市)
- 落ち葉の掃除や除草をする(島根県)
- 粉剤や粒剤の殺虫剤を、家のまわりに幅5〜10cmの帯状にまく(堺市)
- 家のまわりに消石灰を帯状にまく(島根県)
堺市の案内では、屋外でできる方法として、口の広いびんの内側に油を塗り、中に酒を少し入れて、口が地面と同じ高さになるように埋めておく「わな」も紹介されています。
ムカデはゴキブリなどの虫をエサにするため、家の中の虫を減らすことも予防につながります。ゴキブリ対策は「ゴキブリを見つけたら」にまとめています。
姫路市の相談先
姫路市の「虫の相談窓口」では、かんだり刺したりする虫を含め、保健所衛生課が虫の種類の判定や生態、駆除方法の説明を無料で行っています。受付は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までで、事前予約をお願いしているとされています(電話079-289-1633)。
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、ムカデやヤスデの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のムカデ・ヤスデ駆除」をご覧ください。ムカデとよく間違えられるゲジについては「家の中のゲジ」で紹介しています。
まとめ|ムカデは「エサの虫を減らし、家のまわりを片付ける」
ムカデは、ゴキブリなどのエサを追って家に入ってきます。見つけたら殺虫スプレーをかけるか、割り箸でつまんで処理します。かまれたら傷口を洗い、全身のだるさやめまいなどがあればすぐに受診しましょう。家のまわりの落ち葉や廃材を片付け、すみにくい環境を作ることが予防の基本です。
