散歩から帰って犬をなでていたら、毛の中に小さな粒のようなものがくっついていた。よく見るとダニだった。早く取ってあげたいし、自分にうつらないかも心配ですよね。この記事では、犬にダニを見つけたときにすること、人への感染の危険、予防の方法をまとめました。
先に結論を書くと、皮膚に食い込んでいるダニは、無理に取らずに動物病院で取ってもらいます。東京都も厚生労働省も、そう案内しています。厚生労働省によると、ペットについたマダニに触れただけで感染することはありません。ただし、マダニに刺されると感染の危険があります。
犬につくダニはどんなダニ?
犬に食い込んで血を吸う大きめのダニは、主にマダニです。厚生労働省のQ&Aでは、マダニは主に森林や草地にいるものの、郊外や市街地にもいるとされています。
福岡市の資料では、マダニは民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道にもいて、野生動物のほか、ネコや散歩中のイヌからも血を吸うとされています。西宮市の案内では、マダニは血を吸う前で体長2〜10mm、血を吸うと体重が100〜200倍になるとされています。
人がマダニにかまれた場合については「マダニが家の中にいたとき」でまとめています。
犬のダニの害・危険性
犬や猫もSFTSにかかる
厚生労働省のQ&Aでは、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染して発症したネコやイヌが報告されています。ネコは約6割、イヌは約4割が死亡しているとされています。西宮市の案内では、犬や猫もSFTSに感染すると、人と似た症状が出るとされています。
ペットから人にうつった例がある
厚生労働省のQ&Aでは、発症した動物の血液や唾液などに直接触れて感染した可能性がある事例、ネコにかまれて感染した事例、獣医療関係者が感染した事例があるとされています。
一方で、発症していないペットや、屋内で飼っているペットから感染した事例は報告されていないとされています。
西宮市の案内でも、過去に犬や猫からのかみ傷や濃厚接触などで、飼い主や獣医療関係者への感染が起きているとされています。
人の患者数
厚生労働省のQ&Aでは、全国のSFTS患者は2025年に183人(2025年11月2日時点)で、過去最多とされています。姫路市の案内では、兵庫県内の患者は2024年に4件、2025年に10件です。
犬にダニを見つけたときにすること
- 皮膚に食い込んでいたら、無理に取らない(東京都・厚生労働省)
- 動物病院で取ってもらう
- ペットの具合が悪いときは、すぐに動物病院を受診する(東京都)
- ペットに触ったあとは手を洗う(西宮市)
- 自分の体にマダニがついていないかも確認する
広島県の案内では、人の場合、かんでいるマダニを無理に引っぱると口の部分がちぎれて皮膚に残り、炎症を起こすことがあるとされています。また、マダニが病原体を持っていた場合によくないため、つぶさないよう慎重に取り除く必要があるとしています。
飼い主がかまれた場合は、自分で取らずに医療機関で処置を受け、数週間は体調の変化に注意します。発熱などがあれば早めに受診してください(東京都)。
犬のダニの予防
散歩のあとに体をチェック
東京都と姫路市は、散歩のあとにペットの体を確認するよう案内しています。厚生労働省は、目の細かい櫛を使うのも効果的としています。
予防薬は動物病院に相談
厚生労働省、東京都、姫路市はいずれも、ペット用のダニ駆除剤・予防薬について獣医師(動物病院)に相談するよう案内しています。西宮市は、駆虫薬で定期的にマダニ予防をするようすすめています。
散歩コースと飼い方の工夫
- 散歩では草むらを避ける(西宮市)
- 猫は屋内で飼うことを徹底する(西宮市)
- 口移しで餌をあげない、同じ布団で寝ない(西宮市)
- ふんや尿は早めに片づけ、直接触らない(東京都)
自治体の相談先
姫路市では、ダニが運ぶ病気について、姫路市保健所予防課 感染症・予防接種担当(079-289-1721)が窓口になっています。犬の体調やダニの除去は、かかりつけの動物病院に相談してください。
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、家の中のダニやノミの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のダニ・ノミ駆除」をご覧ください。家の中にいるダニの種類は「家の中のダニの種類と対策」、ネズミにつくダニは「イエダニの生態図鑑」で解説しています。
まとめ|犬のダニは「取らずに動物病院」「予防薬は獣医師に相談」
- 皮膚に食い込んだダニは無理に取らず、動物病院で取ってもらいます。
- ペットについたマダニに触れただけでは感染しませんが、刺されると感染の危険があります。
- 犬や猫もSFTSにかかり、発症した動物から人にうつった例があります。
- 散歩のあとの体のチェックと、獣医師に相談した予防薬で防ぎます。
