ゴキブリの幼虫・抜け殻を見つけたら|見分け方と家の中で増えているサイン

ゴキブリの幼虫・抜け殻を見つけたら|見分け方と家の中で増えているサイン

台所で、小さくて黒っぽい虫が走っていった。よく見るとゴキブリに似た形をしている。もしかしてゴキブリの子ども(幼虫)では、と気になりますよね。この記事では、ゴキブリの幼虫の見分け方、脱皮と抜け殻、見つけたときにすることを、自治体などの公的な資料をもとにまとめました。

先に結論を書くと、ゴキブリの幼虫は成虫と似た形で、脱皮をくり返して大きくなります。幼虫が見つかるのは、家の中のどこかで卵がかえった可能性があるということです。見えている幼虫を退治するだけでなく、潜み場所や卵への対策もあわせて行うのが基本です。

目次

ゴキブリの幼虫の見分け方

成虫と似た形で、サナギにならない

名古屋市の案内では、ゴキブリは卵、幼虫、成虫の順に成長し、サナギの期間がないとされています。秋田市の案内では、幼虫は成虫と体の形が似ていて、脱皮をくり返して成長するとされています。

クロゴキブリの幼虫は「白い帯」が目印

名古屋市の案内では、クロゴキブリの若い幼虫は黒色で細い白い帯があり、成長するにつれて赤褐色になるとされています。埼玉県の案内でも、生まれてすぐの幼虫には体に白い帯と斑紋があるとされています。秋田市の案内では、クロゴキブリの幼虫は背中に白い線があるとされています。

成虫の特徴は、生態図鑑の「クロゴキブリ」「チャバネゴキブリ」で紹介しています。

成虫になるまでの期間

幼虫の期間は、種類や温度によって大きくちがいます。資料ごとの数字は次のとおりです。

種類川崎市の資料(幼虫の期間)横浜市の案内(成虫になるまで)
チャバネゴキブリ30〜70日(1〜2か月)2〜3か月
クロゴキブリ84〜112日(3〜4か月)―
ヤマトゴキブリ98〜140日―

横浜市の案内では、ゴキブリの幼虫は全体として1年くらいで成虫になるとされています。千葉市の案内では、卵鞘から成虫までの期間はクロゴキブリで1年以上、チャバネゴキブリで2.5〜3か月とされ、チャバネゴキブリは暖かい場所ほど期間が短くなるとされています。

脱皮と抜け殻

名古屋市の案内では、クロゴキブリは8〜11回の脱皮をへて成虫になるとされています。

秋田市の案内では、ゴキブリは脱皮した殻を自分で食べてしまうとされています。

幼虫を見つけたときに考えられること

近くで卵がかえった可能性がある

ゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」というケースに入っていて、名古屋市の案内では、クロゴキブリの卵鞘は物陰や戸棚の隅などの潜み場所に産みつけられるとされています。愛知県知多保健所の案内では、1つの卵鞘から約30匹前後の幼虫がかえり、隠れ場所では成虫と幼虫が群れて生活するとされています。

幼虫が見つかったら、近くに潜み場所や卵鞘がある可能性を考えて、点検してみましょう。

チャバネゴキブリは一年中増えることがある

千葉市の案内では、チャバネゴキブリは自然の中では冬を越せませんが、暖房のあるビルでは一年中すみ、成長が速く増える力が強いとされています。

幼虫を見つけたときにすること

見えている幼虫を退治する

新潟市保健所の資料では、駆除の方法の一つとして殺虫剤を直接ふきつける方法が挙げられています。秋田市の案内では、すばやく逃げる場合は掃除機で吸い取るのも有効とされています。

潜み場所と卵鞘を探す

名古屋市の案内では、ゴキブリが潜みやすい場所として、ガス台や冷蔵庫の裏側、食器棚や引き出しの奥、植木鉢の下などが挙げられています。フンや卵鞘の見分け方は「ゴキブリのフンを見つけたら」「ゴキブリの卵を見つけたら」をご覧ください。

帝京短期大学に掲載された大森南三郎氏の論文では、卵鞘は殺虫剤の散布や塗布の影響を受けないとされています。見つけた卵鞘は取り除き、直接さわらないよう手袋をする、作業のあとは手を洗う、といった一般的な衛生上の注意を守ると安心です。

あとから生まれる幼虫にも効く対策を続ける

  • 毒エサ(ベイト剤):千葉市の案内では、通り道に置き、数か所に仕掛けると効果的とされています
  • くん煙剤:新潟市保健所の資料では、卵がかえる約1か月後にもう一度使うと効果的とされています
  • 粘着シート:名古屋市の案内では、捕まえるだけでなく、ゴキブリがいるかどうかの確認にも使えるとされています

新潟市保健所の資料では、これらの方法は組み合わせると効果的とされています。薬剤は用法・用量を守り、子どもの手の届かない所に保管しましょう(名古屋市)。

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幼虫を増やさないための予防

千葉市の案内では、ゴキブリがすむ条件は「エサ」「通路」「巣を作る場所」の3つで、長い目で見ると環境を整えるのが最も効果的とされています。

  • 生ゴミや食べ残しはふた付きの容器に入れ、食材は密封容器で保管する(千葉市)
  • 台所や洗面所の水をよくふき取る(埼玉県)
  • すき間や穴をふさぎ、家具と壁・床の間にすき間を作らない(千葉市)

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、ゴキブリの駆除に対応しています。くわしくは「姫路市のゴキブリ駆除」をご覧ください。

まとめ|ゴキブリの幼虫は「近くに潜み場所や卵があるサイン」

  • ゴキブリの幼虫は成虫と似た形で、サナギにならずに脱皮をくり返して育つ
  • クロゴキブリの若い幼虫は黒色に細い白い帯があり、育つと赤褐色になる
  • 脱皮した殻は自分で食べてしまうとされている
  • 幼虫がいたら、近くの潜み場所や卵鞘を点検する
  • 卵鞘には殺虫剤が効かないとされるため、毒エサやくん煙剤の再使用などで、あとから生まれる幼虫にも備える

参考にした資料

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政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
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