雨上がりの夜、家の外壁や玄関にヤスデがびっしり。朝起きたら家の中にも入ってきていた。ヤスデの大量発生は、地域によって毎年のように起こります。この記事では、ヤスデが大量に出る時期と理由、家に入らせない方法、集まったヤスデの片づけ方をまとめました。
ヤスデは咬まないが、刺激すると臭いガスを出す
長崎市の案内によると、ヤスデは咬むことも刺すこともありません。ただし、焼いたり熱湯をかけたりと強い刺激を与えると、悪臭のあるガスを出すので注意が必要です。
葉山町の勉強会の質疑応答では、ヤスデは刺激を受けると防御のためにシアン系のガスを出し、熱湯をかけると多く出るため避けるよう注意しています。ガスを多く吸うと、頭痛や吐き気などの症状が出る可能性もあるとしています。熱湯や火で駆除するのはやめてください。
大量に出る時期と理由
長崎市の案内では、ヤスデの集団移動は年に2回あり、幼虫は春(4〜6月)、成虫は秋(10〜11月)に見られます。湿度の高い雨上がりの夜に多いとされています。
外壁や階段、道路を集団で移動し、扉のすき間などから室内に入ってくることがあります(長崎市)。葉山町の質疑応答では、換気扇などすき間があればどこからでも入り込む可能性があるとしています。
毎年出るのは、近くに卵があるから
葉山町の質疑応答では、1匹が産む卵は約200個で、卵のかたまりが近くにあると、また大量発生しやすいとしています。家のまわりの落ち葉や湿った場所が、ヤスデのすみかになります。
家に入らせない方法
登れないようにする・すき間を塞ぐ
- 滑りやすいテープ:塀や壁に貼ると、ヤスデが登れなくなる(長崎市)。汚れると登りやすくなるので、貼り替えや拭き取りが必要(葉山町)
- 隙間テープ:扉などのすき間を塞ぐ(長崎市)
薬剤を帯状にまく
侵入させたくない場所に、殺虫剤を帯状にまく方法があります(長崎市)。葉山町の質疑応答では、大量発生の時期に、雨で流れない日を選ぶと効果的だとしています。長崎市は、近くの農地や用水路に薬剤が入らないよう注意し、使い続けると効きにくくなるおそれもあるとしています。
家のまわりの環境を整える
- 草刈りや落ち葉の除去で、暗く湿った場所を作らない(長崎市)
- 側溝は周辺も含めて掃除する(長崎市)
- 発生地の土や堆肥、植木を動かすと、卵や幼虫も一緒に運ばれて広がるので避ける(長崎市)
集まったヤスデの片づけ方
長崎市の案内では、ほうきではたいて集め、ごみ袋に入れてきつく縛り、日光に当てると、ヤスデが自分で出す毒で死ぬとしています。死んだあとは、燃やせるごみとして処分します。
家の中に入ってきた数匹は、紙やちりとりですくって外に出すか、同じように袋に入れて処分してください。
自治体や業者への相談
大量発生が地域全体で起きている場合でも、自治体が各家庭を回って駆除してくれるとは限りません。葉山町では、職員が各家庭を回って駆除することは行っていないとしています。
毎年のように家の中まで入ってくる、範囲が広くて自分では対応できないといった場合は、業者に相談してください。
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、ヤスデやムカデなど家のまわりから入ってくる虫の対策に対応しています。くわしくは「姫路市のムカデ・ヤスデ駆除」をご覧ください。ヤスデの種類と生態は「ヤケヤスデの生態と家に出る理由」で解説しています。
まとめ|ヤスデは「登らせない・すき間を塞ぐ・まわりを乾かす」
ヤスデは咬んだり刺したりしませんが、春と秋に雨上がりの夜を中心に集団で移動し、家に入ってきます。熱湯や火は使わず、滑りやすいテープと隙間テープで侵入を防ぎ、建物のまわりに薬剤を帯状にまき、落ち葉を片づけてください。集まったヤスデは袋に入れて日光に当てて処分します。
