換気扇やレンジフードのダクトから「ピーピー」「ジージー」と鳥の鳴き声がする。外の換気口に枯れ草がはみ出している。換気扇のダクトや戸袋は、鳥が巣を作りやすい場所です。この記事では、換気扇に鳥が巣を作ったときにやってよいこと・いけないことと、巣を撤去してよいタイミング、二度と作らせない対策をまとめました。
換気扇に巣を作る鳥
換気扇のダクトや外の換気口、戸袋のような建物のすき間には、ムクドリやスズメなどが巣を作ることがあります。ハトが換気扇に巣を作った相談も、東京都に寄せられています。
農林水産省の資料によると、ムクドリは樹木の穴のほか、人家の戸袋など建物のすき間に巣を作ります。繁殖期は4〜7月で、年に1〜2回繁殖します。戸袋などで繁殖すると、鳴き声が問題になることがあるとされています。
まず、卵やヒナがいるかを確かめる
巣を撤去してよいかどうかは、巣の中に卵やヒナがいるかどうかで決まります。
| 巣の状態 | 自分で撤去できるか |
|---|---|
| 卵もヒナもいない(作りかけ、または巣立ったあと) | できる |
| 卵やヒナがいる | 許可なくはできない。巣立ちを待つか、許可を持つ業者に頼む |
野生の鳥は、鳥獣保護管理法により、許可なく捕まえることが原則として禁止されています。熊本市の案内では、鳥のヒナや卵を採ることも禁止されているとしています。巣の中に卵やヒナがいる場合は、巣立ちを終えてから巣を撤去するよう案内しています。
どうしても待てない場合は、捕獲許可を申請して自分で撤去するか、専門の業者に頼むことになります(費用は自己負担)。東京都の案内でも、卵やヒナがいる場合は、許可を持っている駆除業者に頼むよう勧めています。
換気扇は回さずに様子を見る
巣があるダクトで換気扇を回すと、ヒナを傷つけたり、巣材が羽根に絡んで故障したりするおそれがあります。巣があるとわかったら、その換気扇は使わずに様子を見てください。ダクトの中をのぞこうとして、外の換気口のカバーを無理に外すのもやめましょう。
巣立ったあとの撤去と掃除
卵もヒナもいないことを確かめたら、自分で巣を撤去できます。
- 手袋とマスクをつける
- 枯れ草や小枝などの巣材を取り除き、袋に入れて口を閉じて捨てる
- フンで汚れた場所は、湿らせたペーパーで拭き取ってから、消毒用アルコールで拭く
ダクトの奥まで巣材が詰まっている、換気扇を分解しないと届かないといった場合は、無理をせず業者に頼んでください。
二度と巣を作らせない
巣を撤去しても、入り口がそのままだと、次の繁殖期にまた巣を作られることがあります。撤去したら、外の換気口に防鳥用のネットや、換気口用の防虫・防鳥カバーを取り付けてください。換気の効きが落ちないよう、目が細かすぎないものを選び、ときどき詰まりがないか確認します。
繁殖期の4〜7月より前に塞いでおくのがいちばん確実です。
業者に頼んだほうがいいケース
- 卵やヒナがいて、巣立ちを待てない事情がある
- 巣が高い場所の換気口や、ダクトの奥にある
- 毎年のように巣を作られる
- フンの汚れがひどく、清掃と消毒が必要
姫路市とその周辺にお住まいの方へ
バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、戸袋や換気口のムクドリの巣の撤去から、再発を防ぐ対策まで対応しています。くわしくは「姫路市のムクドリ対策」「姫路市のハト対策」をご覧ください。
よくある質問
Q. 巣立ちまでどのくらい待てばいいですか?
鳥の種類や時期によって変わります。鳴き声がしなくなり、親鳥の出入りがなくなったら、巣立った可能性が高いです。繁殖期中は2回目の巣作りをすることもあるので、撤去したらすぐに入り口を塞いでください。
Q. 鳴き声がうるさくて眠れません。追い払ってもいいですか?
熊本市の案内では、捕まえずに追い払うだけなら許可は不要とされています。ただし、卵やヒナがいる巣を壊したり、取り除いたりすることはできません。
まとめ|換気扇の鳥の巣は「卵とヒナの有無」で決まる
換気扇に鳥が巣を作ったら、まず卵やヒナがいるかを確かめます。いなければ自分で撤去でき、いれば巣立ちを待つか、許可を持つ業者に頼みます。撤去したら外の換気口にネットやカバーを付け、次の繁殖期に備えてください。
