アナグマを見つけたらどうする?|タヌキとの見分け方・被害・相談先をまとめて解説

アナグマを見つけたらどうする?|タヌキとの見分け方・被害・相談先をまとめて解説

庭の土が掘られていたり、床下から物音がしたりして、タヌキだと思ったら実はアナグマだった。そんなとき、どうすればいいのか迷いますよね。この記事では、アナグマの見分け方と起きやすい被害、見つけたときにすること、相談先をまとめました。

先に結論を書くと、アナグマは鳥獣保護管理法で守られている動物で、許可なく捕まえることはできません。近づかず、えさを与えず、えさになるものや入り込める場所をなくすことが基本です。被害が続くときは、お住まいの市町の窓口に相談しましょう。

目次

アナグマとはどんな動物?

タヌキに似ているイタチ科の動物

東京都の井の頭自然文化園の解説では、ニホンアナグマはイタチ科、ホンドタヌキはイヌ科とされています。見た目は似ていますが、アナグマのほうがやや寸胴で、ずんぐりした体形です。

鹿児島市の案内では、アナグマは頭胴長50cm程度で、体は茶色がかった灰褐色とされています。タヌキより足が短いことが見分けるポイントです。夜行性で、ミミズなどの土の中の小さな動物を食べ、地面に掘ったトンネルの中で家族単位で暮らします。

タヌキとの見分け方

井の頭自然文化園の解説と、農林水産省の「野生鳥獣被害防止マニュアル(中型獣類編)」をもとに、見分けるポイントを表にまとめました。

見るところアナグマタヌキ
分類イタチ科イヌ科
顔目のまわりの黒い模様が縦長。鼻先から目、耳元へ黒い線がある目のまわりの黒い模様が横長
鼻・耳鼻が大きく目立つ。耳は小さい耳が大きい
体・足ずんぐりした体で足が短い。穴掘り用の鋭い爪アナグマより細身。爪はほとんど目立たない
足跡5本指で指が短く、長い爪の跡が残る4本指で犬に似ている
フン棒状で表面がテカテカ。小規模なため糞をする畑や竹林、庭に大きめのため糞をする

同じマニュアルでは、ハクビシンの足跡は丸い手のひらに短い5本指で、多くは爪の跡が付かないとされています。姿を見ていなくても、足跡やフンが手がかりになります。

アナグマによる被害

家庭菜園や果樹が狙われる

鹿児島市の案内では、家庭菜園や、収穫されずに残った柿などの果樹が狙われることがあるとされています。井の頭自然文化園の解説によると、アナグマは長い爪で土を掘り、ミミズや昆虫を見つけて食べます。

床下や物置の下にすみつく

鹿児島市の案内では、床下や物置の下などにすみつくことがあるとされています。農林水産省のマニュアルでは、アナグマは穴を掘ることが得意で、人家に近い荒れた雑木林や竹林が、すみかになりやすい環境だとされています。

床下の物音については「床下から音がする原因」もあわせてご覧ください。

えさやりで被害が広がる

鹿児島市は、えさを与えると自力で生きられなくなったり、人に慣れて被害が広がったりする原因になると説明しています。

見つけたときにすること

  • 近づかず、えさを与えない
  • 足跡やフン、顔の模様を見て、何の動物かを確かめる(離れた場所から写真を撮っておくと相談のときに役立ちます)
  • 自分で捕まえようとしない
  • 被害が続くときは、お住まいの市町の窓口に相談する

鹿児島市の案内では、アナグマは鳥獣保護管理法で保護されており、許可なく捕獲することはできないとされています。環境省の狩猟制度の案内ではアナグマは狩猟鳥獣に含まれていますが、これは狩猟の制度での話です。家の庭で見つけたアナグマを、一般の人が自由に捕まえてよいという意味ではありません。

姫路市の案内でも、追い払いには許可は不要ですが、捕獲には許可が必要とされています。

見積もり・現地調査無料の【駆除ザウルス】に相談する
見積もり・現地調査無料/最長10年保証/24時間365日受付

寄せつけないための予防

鹿児島市の案内では、次のような対策が紹介されています。

  • 生ゴミやペットフードを屋外に置かない
  • 家庭菜園はネットで囲う
  • 床下や物置の下などの入り口をふさぐ
  • 収穫しない実を残さないよう、果樹を伐採したり小さく切り詰めたりする
  • 木酢液や竹酢液など、においの強いものを使って近づきにくくする

農林水産省のマニュアルでは、アナグマは木に登れないため、物理的な柵が有効とされています。

姫路市・兵庫県の対応と相談先

姫路市の「鳥獣対策事業」のページでは、アナグマ・キツネ・タヌキの捕獲許可の権限は、兵庫県知事から姫路市長に移っているとされています。捕獲許可や相談の窓口は、姫路市の北部農林事務所 鳥獣対策担当(079-336-4412)です。

被害を受けた人が捕獲を依頼する場合、シカ・イノシシ・アライグマ・ヌートリア以外の鳥獣は、被害を受けた人が狩猟免許を持つ個人や法人に依頼します。そのときは依頼書や申請書、地形図、被害の写真などが必要です。

また姫路市は、家に入り込んだ鳥獣の追い払いや駆除は行っていません。相談先として、兵庫県ペストコントロール協会が紹介されています。

兵庫県の捕獲許可のページでは、有害鳥獣捕獲の申請窓口は市町とされ、まずは市町に相談するよう案内されています。

姫路市とその周辺にお住まいの方へ

バグディフェンスでは、姫路市とその周辺で、アナグマなど家のまわりに出る害獣の対策に対応しています。くわしくは「姫路市のアナグマ対策」をご覧ください。似た動物については「ハクビシンの生態図鑑」や「毛が抜けたタヌキ(疥癬)」も参考にしてください。

まとめ|アナグマは「捕まえず、寄せつけない」

  • アナグマはイタチ科で、タヌキよりずんぐりして足が短く、鼻が大きいのが特徴です
  • 家庭菜園や取り残した果実が狙われたり、床下や物置の下にすみついたりすることがあります
  • 鳥獣保護管理法で保護されており、許可なく捕まえることはできません
  • えさをなくし、入り口をふさぐことが基本の対策です
  • 姫路市では、北部農林事務所 鳥獣対策担当が捕獲許可の窓口です

参考にした資料

author avatar
政綱 純
バグディフェンス代表。政綱 純(まさつな まこと)。姫路市を拠点に、害虫・害獣の駆除と予防施工を行っています。不動産業界で7年間、賃貸・売買・管理・リフォーム・空き家再生に携わり、建物の構造や入退去検査・原状回復の現場を見てきました。宅地建物取引士・2級FP技能士。認定NPO法人 空き家相談センター 相談員。駆除で終わらせず、侵入経路と再発防止まで建物の側から考えることを大切にしています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次